ヤマが良い方向にも悪い方向にも外れまくって何が何やら。受かっているといいなあ。
 
 作品を評価する規範は、評価に先んじて評者の中に存在するのか。それとも評価しようと思った際に作品体験から機能的に形作られるのか。……どちらが本当なのか、というよりは、どちらを本当とみなして評者が評価を行っているのか、という方がより重要な問題のように感じる(ザ・印象論)。
 仮に事後的な仮構として「自分はこのような評価基準を事前に持っていた」という思い込みを造ってしまったとして、それを問題として取り上げることにあまり意味を感じないなあ、とかそんなん。結局は規範自体の精度と適用の仕方こそが重要なのであって、その成立の過程にはさして意味はないよね、とか。