2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ラリー・カールトンやスコット・ヘンダーソン、リー・リトナーといった所謂フュージョン系ギタリストの演奏が大好きなんですが、しかし一部界隈で当然のように流通する「フュージョンこそが最も演奏能力の高い者が集まるジャンル!」みたいな言説はちょっと…

自分の首に繋がれたその鎖の色を心底美しいと思える奴隷は、果たして不幸なのか。己を外から見た場合の価値を、その視線に含まれる侮蔑と哀れみの色を、知っていてなお隷属を肯定する奴隷は果たして救われるべき者なのか。 畢竟、価値などというものは、どこ…

ポジショントークを回避するために、既存の文脈への回収を回避するために、と考えるとたぶん言及しないことが最良の方策ではあるのですが、「石橋を渡らなければもう何も怖くない!」と言ってしまうことに意味があるとはあんまり思えないのだよなーという。 …

およそこの世に、生きるに値する理由などあるはずもなく。純粋でも自動的でもない人間は、自らを欺瞞/駆動する理由を創らねばならない。その過程において、「ストイックだから」えらい、ってことは無いんじゃないかと思う。皆等しく無価値でクズなのだから…

すごい最終回感を醸しだしておきながら通常更新。そこに痺れても憧れてもいいんだぜ……? 胡乱な話。 「解る」という言葉は、用法によっては非常に不誠実な言葉に成り得ます(不誠実に成り得ない言葉ってあるの? って突っ込みは容赦してください)。たとえば…

特に何があったとかいう話ではなく。 最初から矛盾を孕んだ思想を以て交感に臨んでいた訳で、言うなれば相手のいないチキンレースに興じていたようなものです。止まれなかったから、自壊するまで走るしかなかった。順当な終わり方と言えましょう。

就職氷河期でなかったら高卒で働いていたものを! とか嘯く毎日。 やがて来るだろう、「ああ、このまま仕事を繰り返して死ぬんだろうな」と思える瞬間のために生きている。停滞だけが救いなのだから。

『もやしもん』10巻が非常に面白かったです。 ネタバレはあんまり好きじゃないので避けたいですが、ひとつだけ言うとするなら、「農、関係ねえ」に尽きます。9巻ラストにおけるマリーの呼び出しに応じる形で始まった海外編、その土地ごとの文化に触れつつ進…

何がやりたいかが明確に見えてきた。と同時に、「じゃあ何で今まであんなことしてたの? アホなの?」という自己突っ込みが抑えきれなくなるほどに、過去の迷走っぷりも浮き彫りになってきた。 書くことが楽しくて、それこそサルみたいにSS書いてたころのあ…

書けるものと書きたいものの乖離。弾ける曲と弾きたい曲の乖離。 要は、「どうせ何をやったって無様なんだから、楽しく踊ろうぜ!」という覚悟を如何にしてキメるか、という話でしかないのだけど。何すればいいか解ってるのにいざ動くまでに時間がかかり過ぎ…

自分が何をしたいのかイマイチ掴めない。 特に死にたい訳ではないので、そういう意味では安心してはいるのだけど。

研究室に行ってもB4風情には特にやることなどあるはずもないんですが、でも「研究室!」っていうあの雰囲気のおかげで自らをお勉強モードに強制シフトさせることが可能だったりするので、そういう意味では研究室すげえなーって思います。克己心ゼロの怠惰な…

単位修得のために他学科の授業をとらなきゃならないのだけど、今までの人生で一度も生物学に触れたことがないというのに、4年次を対象にした生命情報学を履修する羽目になってしまって、いま非常に困っているところ。 用語も解らなければ基礎的な事項も解ら…

全ては主観だと思うんですよね(唐突かつ胡乱な書き出し)。 客観的に決定された「幸せ」を押し付けられること以上に嫌なこと、ってのは中々ないです。正確に言えば、忖度されるのが嫌。社会生活においてとりあえず均質化された「良さ」ってのを要求される局…

「お前なんて本当のぼっちじゃない!」という指摘ってのを割と頻繁に見る印象です。ぼっち認定問題とでも呼びましょうか。 実際のところ、「ガチで人間と関わらず生きてる人」「関わりはあれ、絶望的な断絶を感じてる人」「関わりそのものは良好ながら、その…

音楽にもゲームにも読書にも狭く浅い知識しか持たない腐れにわかなのだから、せめて居場所が見つからずに辛い思いをしてる人に対しての安全地帯として機能できるような柔軟さと寛容さを持っていたいのだけど、生来のプライドの高さと飽きっぽさがそれを許さ…

リプライをたくさん交わすとなんか知らん黒いものが脳に溜まって内圧が高まって意識がよりいっそうクソさを増すということが理解できたので、断絶を好むのか/断絶を回避できない言い訳でしかないのではないか という二項対立以前の問題として、あんまりヒト…

すまぬ すまぬ としか言いようが

[日記] 必修の実験を再履修するというありえないレベルの糞虫プレイを余儀なくされる4年前期が開始した訳です。再履修だというのは学生番号からモロバレな訳でして、同じ班のちょっとチャラめな人たちに敬語使われたりしてしまいましたよ。それも嘲ったり茶…

どうにも新学期の立ち回りがわからない。この三年間、強制的な人間関係を完全に避けてここまで来れたせいか、研究室という否応なくコミュニケーションを要求される場でどうやって振舞えばいいのか体が忘れてしまっているようだ。 何が問題って、先輩方がいい…

なんだか書かなくて良いことを書いてしまってるような感触があって、もうちょっと恣意的に方向性を定めて書くべきかもなあと思ったりした。 コンテンツ化について一般化して何か語ろうという欲求は微塵もないし、それどころか自分についてすらコンテンツ化の…

誠実さを捨てた乱暴なネタ、或いは言葉遊びでしかない粗雑なネタ。そういったものに対して苦言を呈してくれる人がいる、というのはTwitterをやる上での救いだと思ってるんですよ。自己批判も満足に出来ない豚だから、電柵で進路を塞いでくれる人がいなければ…

交感Second Brew。距離感が掴めてるかどうか定かではないけど楽しかったのでオールオッケーとします。しましょう。

探求者に須らく求められるべき知的誠実さと、行き過ぎた周囲からの教養的抑圧との境目について考えている。ただ、「各々がてめえの姿勢にベットした上で歩いてればいいんじゃないの」という旨の主張を公言している以上、僕が他人の態度に文句を付ける筋合い…

ジャンル論の類ってのは大抵、「○○(作品名)なんて××(ジャンル名)じゃない!」というdisを審議する時であったり、「××(ジャンル名)のものは全て素晴らしい」といったような安直な一般化をしてしまう輩を叩き伏せたりする時に問題となるものではないかな…

『宅配コンバット学園』を読了しました。しましたが、まともな感想が書けるほどには理解出来なかったなあというのが正直なところです。ネタバレ注意。 文章の出来については、前評判で想像していたより遥かにしっかりしていた印象でした。少なくとも、なろう…

実際のところ、自意識ってものは自覚した瞬間に全ての退路を絶たれて詰んでしまう類の概念なんじゃないかな、という気がしています。自覚した上で敢えて無邪気に振舞っても寒々しさが付き纏うし、自覚したからと根を詰めて考えれば堂々巡りで自壊するし。だ…

昨日の続き。 年を取ることが嬉しい大人ってのは多分そんなに居ないんじゃないかと思います。だからきっと、「おめでとう」と声を掛ける時に、本当にめでたい、相手が喜ぶはずだ、と考えて言ってる人はあんまり居ないんじゃないかと思います。それでもなお誕…

日付がズレててアレですが、これを書いてる今は既に4/4な訳で。 あまりのおめでとう攻勢に思わず「僕はここにいていいんだ!」などと叫びたくなったりしました。うれしいです。ええ。 しかし、「年を取ることはむしろ苦痛で、でも祝われるその気持ちが嬉しく…

物語における恋愛の必然性について、というのは個人的にかなり興味のあるテーマです。 鞘と刀のように噛み合う設定を付与されたキャラ、前世の因縁とかそんなんで宿命付けられたキャラ、などといった結ばれる理由のはっきりとしている関係性の良いところは、…

日常系に関するpostをちょっとしたので、捕捉とか。 『日常』とわざわざ括弧でくくってあるのは、「そんなに日常が好きなら現実世界でも見てろよ」みたいなあたまわるいdisを封殺するためと思ってください。 要するに「日常系の描く『日常』そのものに全く価…