ラリー・カールトンやスコット・ヘンダーソンリー・リトナーといった所謂フュージョン系ギタリストの演奏が大好きなんですが、しかし一部界隈で当然のように流通する「フュージョンこそが最も演奏能力の高い者が集まるジャンル!」みたいな言説はちょっとおぞましさすら感じるレベルで嫌いだったりします。
 どうでもいいジャンルでどれだけアホなエリート意識が育ってようと本気でどうでもよくて触れる気なんて微塵も起きないのに、好きなジャンルでのソレには耐え難い腐臭を感じてしまうのは、その安直なエリート意識で僕の好意が汚されるような気がするからなのかな、などと考えるのですが、物語に読み込まれることを忌避する自分―――という物語を構築している気もするので、格好いいことは言わずに、ただ「下品なことは言いたくないね」とだけ主張しようと思いました。おしまい。