落ち着いて過ごせるようになった分、磨耗してしまった気がする。己の尖った部分をすり減らすことで丸くなれたような感覚。失った鋭利さにはどれだけの価値があったのだろう。また取り戻すことはできるのか。
 自らを省みて、どうにも手癖と自己/他己規定で雁字搦めにされているような印象が拭えない。うーむ。