記述の不可能性、とか。もちろん「不可能性に立ち向かう気概や精度を増して対象に漸近しようとする姿勢」といったものには畏敬の念を抱かざるを得ませんし全くもって好ましいものだと思うのですが、しかし僕には無理です。
 語らず綴らず、ただ行動のみを以って示す―――というモデルもまた多分に妙なロマンチシズムが混入したアレげな理想像ではありましょうが、そういった者になりたいなあ、とふと思う瞬間もあり。あんまり上を見ると自壊するので、たまに見上げる程度に留めたい、とは思っていますが。