アムドライバー。#9まで視聴。設定が禍々しい。というのは、「これはこういう世界なんだよ」と提示された作中世界の説明に客観的な因果が見出せないにも関わらず、作中人物がそのことを全く問題としないような歪な状況が成立している、ということ。セラが視聴者の疑問を代弁したような場面におけるラグナの反応なんかが顕著かな。どう見ても怪しい(バグ・シーンは何で人間を襲わないのか、というのが筆頭かな)状況だというのに、みんな納得している世界。或いは、超常的な状況も日常に食い込んだまま長く続けば新たな日常の構成要件と化すのだ、という話でもあるのだろうけど、そうだとしても、物語の端緒に埋め込まれた違和感は消えない。どこかお膳立てされた、作中の言葉を借りれば「ショウ」じみた戦闘行為。先が気になるなー。
 gdgd妖精's。#10まで視聴。伏線……というか未来へのキラーパスめいたネタが実際多く、公開から二週間無料視聴可能、という設定はつまり前話を観返せるようにとの製作者の配慮なのではないかと思った(超適当にでっち上げたにしては実際そうでもおかしくない線)。どうでもいい話、コロちゃんの声が話数を重ねるごとに高くなっており、いま一話を観直すとかなり不機嫌そうに聴こえてしまい実際コワイ。
 WORKING!!。#11まで視聴。山田かわいい、の一言に尽きる。蛇足を承知で書いてみると、あの空間が心地よいのは、各人の欠点が相互に承知されつつもそれが単なる欠点としてのみ受け取られ、決して排斥の理由にはされないということに由来するのではないか、などと思った。伊波さんは男性に対して暴力を振るってしまうし、周囲からそのことを直接指摘されることもあるけれど、それを理由に疎外されたり、ましてや辞めさせられたりする兆候はあんまり見えない(弱気な物言い)。山田の勤務態度、店長の振る舞い、八千代さんの帯刀、などについても同様。「こういう人間になれ」じゃなくて、「少なくともこう振舞って下さい」に留まる干渉行為。仕事をする上での、最小限の侵略。「あの人はああいう人だ」というラインを超えさせない、個が確立された上でのコミュニケーション―――などと書くとまあ、たかなし君が不興を買いやすい理由とか強弁できそうな気もしてくるのだけど、たぶん電波濃度が自壊レベルにまで達するのでやめておく。電波文は読み返した時に死ぬので。今日の分/文も既にしてヤバいが。
 ベン・トー。#11まで視聴。シャブリエルラチェットのアナークさんとの戦いが個人的にはピークだったかなあ、という感じ。んー。肉弾戦じゃなくて哲学バトルが観たいんですよう。
 侵略!?イカ娘。#9まで視聴。話が進むごとにイカ娘ちゃんの世界が広がってくような印象を抱き、面白せつない。