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　電波を受信したので、好きなヒロイン10人列挙。なお、ヒロインの定義は極限まで広くとるものとする。
　
・コマ（ている・ている）
　ツンデレ、ではない。勝気娘、でもない。単一の属性で括ろうとすると必ず一部ハミ出る妙な出っ張りがたぶん肝。括れるヒロインなんて存在するのか、って？　知らん。
　負けず嫌いで誇り高く意地っ張りだが根は優しく素直、と（よい意味での）純真さを見せるものの、時折その雰囲気をがらりと変え、老成した雰囲気を纏う瞬間がある。長寿の異種の精神性。その描き方に宿る（書き手の）異種への眼差しが心地よく、またその在り方を尊重し接する銀太さんが格好よく。後半コマちゃんの話じゃない。はい。
　
・仁時一沙香（ひまわりのチャペルできみと）
　お姉ちゃんが大好きならお姉ちゃんは増えてもいいね？　いや、一人で充分すぎます。
　立ち位置が反則気味ではある、と思う。優しいけれど甘くはない。ダダ甘のヒロインが傾向として多いひまチャきにおいて、やや特殊な存在感を放つひと。過酷な過去と、痛みを伴う今は、優しい未来のために。礎として残るひと、とは言えるかも知らん。
　
・弓塚さつき（月姫）
　散々いろんな場所で脳汁まき散らしてきたのであんまり書くことないのですが。
　必然性に裏付けされない恋慕。異種ではなく／異能を持たず／家族でもない。何で志貴くんのことが好きになったの。よく見てたから。……降参するほかない。
　
・伊月笛子（最果てのイマ）
　一発変換できないとかGoogleIMEさんマジ……（無茶）。
　刷り込み、自由意志、契約関係を欲望しない愛。散文的にお茶を濁しているのはぜんぜん把握できてないからです（上も同様）。書かれなければならなかった痛み、その物語を担当した彼女。ずっと心地良い、という訳にはいかなかったかもしれないけれど、それはきっと、彼女にしか背負えなかった物語でもある。―――どうやったら、正しく好きになれるの？
　
・神凪莉都（コンチェルトノート）
　まりのヴォイスの相棒幼馴染。ロジカル天然？
　進矢くんと切り離しては語れない。孤高であるべきスペックながら、人として振る舞えるバランス。デチューンされた訳ではない、のがポイントか。与え合う関係の眩しさ、とか。
　
・神尾観鈴（AIR）
　好き、というよりは崇拝しているといった方が実感に即しているような。
　泣くというのなら、その気高さに打ちのめされて、だろうか。憐れむことなんて出来ようはずもない。誰よりも強かった。がお。
　
・大江山祈（つよきす）
　好きなんですが周囲の理解を得られません。助けて店長。
　レオと祈先生の距離感こそが好きだ、と言ったほうがよいかもしれない。心地よい関係性のまま、ずっといつまでも。派手な告白や燃える展開はなかったし、明かされる設定もどこかつかみ所のないソレではあるけれど……もとい、ソレであるからこそ。
　
・来ヶ谷唯湖（リトルバスターズ！）
　沙耶さんと最後まで悩みつつ。
　それは、世界を侵す恋。
　
・九月周（Forest）
　じゃんじゃかずんじゃかじゃーん！
　頭のよいキャラが意識的に馬鹿やってるのを見るのが殊のほか好きなのだなあ、と気づいたのはいつだったか。理を弁えた上で不真面目に生きる、そのためなら真面目になることだってあるさ。
　
・カレン・オルテンシア（Fate/hollow ataraxia）
　ぽるかみぜーりあ。
　ドSキャラとしてだけ見ると色々見落とすと思う。多分そこら辺は綺礼と一緒で。かくある／かくありたいの乖離に目を向けるべき。……いやしかし、げっちゃ時空で且つ阿部さんを使わなかった場合、カレンさんはどうなっちゃうんだろう、とか思わなくもなく。世界に規定された主人公に規定されたヒロイン……普通そう、か？　
　
　とりあえずパッと10人。思った以上に説明しようとすると歪みが噴出して汗顔の至り、としか。いつかこれ見て「こいつマジわかってねえよ！」と哂える日がきたらよいですね。……よいですか？