六道神士のエコー/ゼオン一巻読んでうわあ楽しいと思ったんだけど三巻打ち切りなうえ最終巻の評価ちょう悪いらしいので読むべきか否かやや迷い中。何が良かったって主人公が動けて喋れる空手デブってあたりが。
 マッチョから程遠いものである筈の草食系主人公造形が却って世界のマッチョさを際立たせ/歪さを拡大しているように見える瞬間というのはやっぱり現代オタ世界では数多くあって、案外みんな自覚的にマッチョさというものを求めているのかなーとも思う。美意識に反するものが世界を埋め尽くしているのなら、それがせめて誰かの愛したものであってほしい。欺瞞や詭弁ではなく、欲望の結果が世界を終わらせてほしい。いや世界終わらない方がそりゃ嬉しいけどまあ。