ヒーロー的な組織のひとびとが失意の人間に対してやればできるさあ気持ちを一新して全力で努力するんだ君ならいけるさみたいなことを言うので激怒しながら割って入ってあなたたちのような強く正しい者の激励が弱く卑しいものを死地に向かわせるのだみたいなことをひとしきり喚いてなんだこいつみたいな顔をされるという夢から一日が始まり、朝の時点で既にして超グロッキーな日だった。
 研究室にあんまり人が来てなくて穏やかでよかった。いつもこうであれば最高なのだが。