ルルル子についてはあんまりちゃんと考えてなくて、あんまり考えないまま楽しめるというのはとても幸福なことではある。「要するにこれはどういうことなのか?」と考えてしまう自分を眠らせたまま、投げ出されるそれっぽい要素から受ける何がしかのものについてなんとなく印象とか受け取る感じ。よいアニメです。少なくとも七話時点では。
 それでもいくらか脳にまで転がり込んでくる要素はあって、荻窪が吊り上げられてゆくシーンはフリクリの巨大アイロンを想起させるよなーとか(それでいて力の方向性は真逆だ)、だったら「平凡」「普通」って概念を扱う手付きは二作でどう違ったっけなーとか、なんかそんな感じのところで脳がぐるぐるとしている。