ひとたび放たれた言葉は己から断絶され、そこでは話者もまた聞き手の一人に過ぎない。観測されることで言葉は陰影を獲得する。そこには貴賎も巧拙もない。仮に言葉だけがいまここで生きる自分とは分かたれた道を往くのだとしても、その価値は決して減じない…
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