うんげー面白かったのでぜひ読んでみて欲しい作品です。なんだったらリリなの知らなくても読めるかも。

 『じゃぷにか闇の日記帳』(リリカルなのは、再構成モノ/12話完結)
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 なのはA'sの再構成モノで、「ヴォルケンリッターが実体化せず、闇の書を介してはやてとコンタクトをとることしか出来ない」という状況で進行していく作品です。
 八神家でのはやてとヴォルケンの面々の触れ合いが主であり、なのはやフェイトは殆ど登場しませんし、蒐集のための戦闘も発生しません。アニメ通りのイベントはほぼ全て回収せずに終わる、と言ってしまっても良いんじゃないかと思います。
 思いがけず現れた話し相手との会話にはやては没頭しますが、闇の書にはページ数という限界があります。別れは約束されており、早々にそのことに気付けてしまうのが八神はやてというキャラクターな訳で(ぶっちゃけ子供陣はみんな聡すぎですけど)。別れを意識したところから加速する展開が、本当に、素晴らしいと言うほかないもので。この読後感はなかなか得難いものなんじゃないかなあと感じましたよ。