『星空☆ぷらねっと』って複数ライターじゃなかったでしたっけ……。ふと気になって探したらソースが無かったので断言できないのがちょっとアレなんですが、やってみた感じ、ロミオが書いてるっぽいのは藤原佳多奈ルートだけではないかなーと思ってましたよ。というか、あの文章の多様っぷりを見たら普通は複数ライターを疑うものと思うんですけど……(そして複数ライターだった場合、佳多奈ルートには「いわゆる日常シーン」が存在しない訳で、かなり笑える事態に)。
 いや、批判のためにむりやり(或いは安直に? 知らんが)理屈ひり出す人相手にマジになってどうするのって話ですけれどもね。
 
 あと、某氏に指摘して頂いた点についてはちょっと考えておかねばなーと思いました。個人的にはそこまで問題と思わない要素なんですが、あの設定にしたことから窺える社会への眼差しとかそういう方面の問題でしょうか。足りない頭で考えてみます。
 
 私信に近い感想垂れ流しをすると、『神樹の館』は個人的にかなり好きなゲームなのに、キャラにはあまり思い入れがないという珍しい作品です。キャラの造形やシナリオの内容よりも、細かい描写に惹かれたような気がします。たとえば双子が主人公に見せる反応なんかが顕著だと思うんですが、あそこまで少女が少女している描写ってのをロミオが書いたことってあったかなー、と。同ライターで、特に怪異とも幻想とも縁のない通常の世界を舞台にした作品のヒロインより、そういった要素を前面に押し出した作品のヒロインの方が振る舞いにより強く「普通さ」を感じさせるというのはなかなか面白く、魅力的に感じたところです。
 要するに「ロミオのロリに対する観察眼パネェ」という話ですね!
 
 *追記
 物語の大筋ではなくて、文章それ自体の美しさや個別の描写の鮮やかさに気を惹かれる……って、まんま泉鏡花とか読んでる時の態度だと気づく。妥当なところですわね。