もうどうにでもなればいいと思うからやる夫系SSの紹介でもするよ!(学校が爆発すればいいんじゃあないかな!)
 
 『キッチン【やらない−O】』(オリジナル/17話完結)
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 Twitter東出祐一郎さん(『あやかしびと』のライターの人ですね)が褒めてたので読みました(たしか)。変態で下品で誰よりも料理を愛する大衆洋食店の店長やらない夫守銭奴なウェイトレスの金糸雀と一緒に頭のネジの吹っ飛んだ客を相手する短編連作です……というのは半分嘘で、店長もカナさんも彼らに負けず劣らず頭おかしいです。カレー食ってる時にうんこの話するくらいは造作も無い人間ばっかりです。ハイテンポで誰がボケて誰が突っ込むのかわからないギャグの応酬が展開されつつも、毎回きちんとオチで締めてくれる丁寧さが光る作品。モノローグ含めたセリフ回しが雰囲気出てて大好きですね。
 
 『やる夫は騎士として生きるようです』(オリジナル/20話完結)
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 オリジナルのファンタジー。ネトワロス王国の落ちこぼれ騎士やる夫と、剣の実力はあれどもやる夫と同じく貧民出身で出世の兆しも見えないやらない夫の二人が、ミスティアという国のお姫様を祖国まで護衛する任務を仰せつかってしまったよ! というところから始まる剣と魔法の物語。割と序盤からキナ臭い感じでしたが、終盤に差し掛かるあたりから本当に容赦なく人が死にます。それに伴い、味方全員に大きな見せ場があてがわれており、ベタベタながらも涙腺が緩む緩む。ただ、残念なことに敵に魅力を感じることができませんでしたね。徹頭徹尾狂った言動をされると逆に怖くないし小物か道化に見えてしまう、という。全部壊れた人間は、全く正常な人間とそう変わらないと思うんです。間違いなく不適合ではあれ、異常性は見えにくい。
 
 『やる夫のサクラ大戦』(サクラ大戦/現在3まで完結、4開始直後)
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 サクラ大戦を主人公やる夫で再構成した作品。大神さんの完璧超人っぷりはやる夫にも受け継がれてますが、真宮寺さくらさん(キャスト:桂言葉)のあのストーカーっぷりは再現されてないので一安心です。キャラ選びからして絶対にそう来ると思ったんですが……。敵も味方もみんなキャラ立ってますが、個人的には紅蘭ポジションのキャラが一番好みでしたね。後から追加されるキャストを予想しながら読むのもこういったスレの楽しさなので、敢えて書きませんが。サクラ1でヒロイン回が無かった時の恨み、まだ忘れてませんよセガ並びに広井さん。
 
 
 やる夫SSってジャンルの持つキャストクロス的側面(まんまですが)について何か書こうかと思いましたが眠いので次回以降に回しますね!