エロゲ100選という文字列を見ただけで教養的抑圧と生ぬるい連帯感と薄っぺらい逆張りの渦巻く世紀末的フィールドを想像してしまう程度にはあの手の場を信用していないのです。どうせ所謂シナリオゲーが目白押しなのでしょうたぶん見てないけれど。くそっ!(見えない敵と戦う夜)
 どちらかといえば文脈を限定して寄せ集められた結果の方にこそ興味がある、という意見に僕も同感で、限定せねばひたすらに安牌な―――大多数がこれは大丈夫だろうとみなす(この判断が場そのものの性質をフィードバック/選者にその結果を予測させているという構造がまた面倒)作品が多くなってしまい、じゃあ批評空間の中央値上位作品をプレイすりゃええねん、という話になってしまうので。だからもっと絶頂を感じられるようなサツバツとした偽史の上に成り立つアレをですね。期待したいところであります。