「ロミオは僕らのことを書いてくれているんだ!」
 ……って感覚を抱いた時点でたぶんもうロミオを見失ってるんじゃねーかなーとか。技巧に裏打ちされたファンサービスを鮮やかにキメられる作家だからこそ、綺麗で縋りがいのある物語じみた構図が提示された時には最大限の警戒を以って接していきたいのだとかなんとか。
 
 太一に共感した、と言っている人のどれほどが新川なのか、などと考える。