ころげて双子√確かに超つらいですねまだ序盤ですが(挨拶)。
 天才同士の勝負と銘打って描かれるのが雑学クイズ、というのは圧倒的に貧しい。ぶっちゃけ目を疑った程に。そもそも双子√に入ったプレイヤーはたぶん天音先輩√を既に終えていて、そこでは天才の天才たるゆえんが世界を観る方法の違いとして描かれていた訳で。その後に見せられるのが天才設定キャラによる単なる雑学選手権というのは、流石に悪い冗談としか思えない。
 空が青いことを知識としては有していた天音先輩が、現前する空の色彩は画一的な青じゃないと指摘されて蒙を啓く、ああいうシーンこそがころげて世界での知性のありようを保証してるんじゃないの? とゆー。だからこそ先輩はイスカ氏を天才呼ばわりしてるんでしょうに、って話でもある。

 あげは√もそうだったけど、ライター間でどれだけ事前に情報を擦りあわせていたのか、というのは気になる。当然利用されていて然るべき設定や、当然共有されていて然るべき論理などが取り落とされ、単にキャラを分け合って書いているように感じられる部分が結構多くて、そういう意味ではRewriteみたいな勿体なさを強く感じてしまうところがあって。