PCの不調など色々あった。日報とは。
 自由な子供の感性で読書感想文を書かせるべきだ、そこにはなにものにも染まらない個性がある筈だから、という主張には一定の理があって、しかしそこで子供の側の負担を考えないわけにはいかない。自由にものを書くこと、の価値を高く見積もるのは結構だが、そこで子供が直面する困難を低く見積もるのは頂けない。既存の枠組みを利用しない小説を書け、と命じられた場合のことを想像して、ほとほと困り果てている自分を鮮やかに思い描ける人間であれば、少なくとも子供にそれをさせるのは残酷に過ぎるのではないか。
 ……まで書いて、ああ、でもアレか、幼い子供は皆天才みたいな世界観はあるしなあ、と思い至る。

 テンプレがあれば個性が出せない、というのも大概テンプレを馬鹿にした話ではあって、それこそ無調性音楽最高みたいな言辞のアレさと何も変わらないのではないか、みたいなことは一般論としてよく思う。思うだけで特に何をするでもないが。