つまり、問題は次のように要約できる:
 言行の正誤性や主観的な快不快すらをも超えて、相手を愛せるかどうか。全人格的に、全存在的に肯定できるかどうか。ただそこに相手が在る、というそのことを言祝ぐことができるのか。―――僕たちは、ポキールになれるのか?