とても野蛮な土地に現住しているので小さな子が騒ぎそれを悪し様に罵倒する親を見る機会がとても多く、以前はそういうの見るたびに親としての責務とはなどと考えて義憤に駆られていたのだけれど、最近では生まれてこなければよかったね、悲しいね、という憐れみの感情が先立っていて、それは(無論/当然/言うまでもなく)罵倒する親に対しても同時に抱く憐憫ではある。