見られてる可能性は想定してました(挨拶)。
 自慢じゃないけどこっちだって以前から見てましたからね!
 
 『おねえさんといっしょう』(エヴァ/全13話完結/外伝連載中)
 http://www.geocities.jp/nagachan_dx/gift/48/gift_048.html
 
 この作品の中において、エヴァンゲリオンは作中作という扱いです。本編時間の15年前に放映された、救いのないアニメ。断片的な情報とそこに付加されていく創作要素、それらを伝言ゲームのように伝達していった結果、誰も正しく詳細を知る者のなくなってしまった作品。
 そのアニメの登場人物の一人、「葛城ミサト」を断罪するアンチSSが集積される巨大投稿サイト"コンヴィクト"。このサイトの常連が次々と姿を消しているという噂を調査するため、主人公「加持リョウジ」とその相棒「青葉シゲ」が奮闘する物語(大嘘)。
 
 語ること、語られること。物語にするということ。筋を変えるということ。
 この作品自体が大胆な設定の再解釈の上に成り立つ二次SSであり、またその主題となるのも原作を故意にねじ曲げた二次SS群であるというフラクタルな構造。
 SSそのもの、特に原作から乖離し、ある種の欲望のはけ口となっているものについて、思うところがあるならぜひ読んでみてください。